制作が完了したドア本体を建具屋さんが現場に持ってきてくれました。

最初は他のドアのように暗い茶色系がご所望でしたが、最終的には白系の模様となりました。
持参したドア本体にはまだドアノブが付いていません。

寸法調整
持参したドア本体を一旦枠にはめ込み、

隙間や締まり具合を確認しながら、何度も何度も鉋(かんな)でドア本体の寸法や微妙な形状を調整していきます。

丁番の取り付け
ドア本体側に丁番を3箇所設置していきます。

つづいて、枠の上部に受けとなる丁番を設置し、

この上部丁番のみの状態で一旦ドア本体を枠に取り付けます。

この上部の丁番一箇所のみでドア本体を保持した状態でドアの収まり具合を確認しながら、下側の丁番の設置位置を洗い出していきます。

枠に下側の丁番を取り付けたら、ドアの開閉動作を確認して、

まんなかの丁番も取り付けます。


ドアノブの取り付け
次にドアノブを取り付けていきます。
ドアノブ金具の寸法に合わせて、ノブを差し込む穴をあけていきます。

ドアノブ金具をドア本体横から差し込みます。


そしたらドアノブと鍵を取り付けます。今回は手でひねるタイプのサムターンキーです。

これでドア本体は完成です。
ドア受け金具の設置
つづいて、ドア枠に受け金具を設置していきます。
ドア側のラッチ金具の位置に合わせて、ドア枠に金具を取り付ける穴をあけていきます。

何度もノミを入れながら調整し、

受け金具を埋め込みます。

その上からプレートを取り付け、完成です。

スマートロックの設置
建具屋さんの作業は上記までで完了なのですが、今回はお客様よりスマートロック装置を後付けしたいとのご要望がありましたので、最後にそちらを取り付けていきます。
スマートロック装置とは、ドアのサムターンキーに上からかぶせるように取り付けることで、スマホからの遠隔施錠やオートロック機能の追加ができる便利なアイテムです。
今回はお客様にてご用意いただいたSwitchBotのロックproという製品を取り付けます。

説明書に従ってドアのサムターンに被せるように取り付けます。

取り付け時のポイントとしては、サムターンの回転軸中心とスマートロック側の回転軸中心をきちんと合わせることです。そうしないとスムーズに回転しません。
また、サムターンの位置がドアの端に寄り過ぎていたりドア面から高過ぎたりすると、この装置がドア枠などと干渉してうまく取り付けられません。
この製品の仕様書から、取り付けに際して適合する範囲のサムターンの形状や位置の制約を事前に建具屋さんに伝えていましたので、干渉することなく取り付けられました。
完成
全ての施工が完了しました。
何度かドアを開け閉めしながら動作と干渉有無を確認して、終了です。

お客様の選択されたドアの色合いが、壁紙と見事にマッチしています。
