霧島市のFRI様より、ログハウスのデッキが腐食しているので修繕したいとのお申し出がありました。
まずは状況を見てみます。
このデッキはケラバの出から1mほど、ハウス本体の壁から3mほど南に突き出たつくりになっており、根太を支える柱は斜面の土台に据えている状態です。

そのため、柱を支える束が年々ばらばらに沈み込んでしまい、デッキの先端1mほどが手すりごと若干沈下してしまっています。

これまでは、沈み込み具合を見ながら柱の下に基礎パッキンを追加するという一時処置のみ行ってきました。

根太を支える柱と手すりの柱は別々に施工されており、手すりは腐れてグラグラです。


根太は端っこの斜面に据えた柱のみで支えられているため、沈下がそのままデッキ床に影響を与えます。

根太は先端に据えた垂木に受け金物で固定されています。

こちらは手すり用に別に据え付けられた柱。

写真を見ながら棟梁と修繕プランを立てます。
デッキ床板と根太はまだ大丈夫そうなため、デッキ柱と手すり部分を修繕することにします。
まずは根太の中間に一本根太受けと束を追加します。
つづいて根太の先端を切り欠き、7寸高さの桁をかまして束石から手すりまでの通し柱を立て、手すりを作り直すことにしました。
次回、根太と束石の間隔を採寸して工場で事前に材料に切り込みを入れる予定です。