ログハウス・ビルド

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FRIさん邸の12年点検

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約4分

霧島市にある別荘の点検に伺いました。

前日の豪雨がうそのように晴れ、点検日和です。

まずは外回りから。

目立った塗装の劣化や屋根材の割れはありません。

犬走りにはご主人が集めた薪が出番を待っています。

傾斜地に拡張したデッキの足元はどうしても徐々に沈下してきますが、パッキンの追加が必要な部分は見当たりません。

前回点検時は側溝に泥がたまっていましたが、今回は少量の落ち葉のみ掃除しました。

デッキ下も特に異常なし。

室内にお邪魔します。

キッチンまわり異常なし。

こちらは石張りのお風呂。

90℃の源泉が出るこの別荘地は、一旦お湯を貯めて冷めるのを待ってから入るとのこと。

しかし、一旦止まっていた浴槽からの水漏れが再発していました。過去にも何度か追加コーキングなどの処置を行なってきましたが、なかなか完全には止まりません。

過去のコーキングのちょっとした残骸が排水溝の金属部分に付着していましたので、念のためカッターで削ぎ落としておきました。

実はこの日は塗装屋さんにもお出ましいただき、この件について新たな水漏れ対策案の打ち合わせを行いました。

そちらの様子については、今後メンテナンス事例としてご紹介していければとおもいます。

他の水回りは異常なし。

和室の畳もよれたりしていません。

薪ストーブも特に故障箇所なし。

デッキに出ます。

庇からから先の拡張部分の床板は、奥様にて丁寧に塗装されておりとても綺麗でした。

しかし角の手すり部分は雨による腐朽が激しい状態。

手持ちのビスで応急処置はしたものの、材料自体が手でほぐせるほど腐朽しており、本来ならすぐにでも作り変えないといけない状態です。

工事もメンテナンスも決して手抜きをしていたわけではありませんが、どうしてもこのようになる部分もあるのがログハウス。

やりかえるまではくれぐれも手すりにもたれかかることのないよう、注意喚起させていただきました。

続いて2Fにお邪魔します。

天窓の網戸がレールから外れてしまった、と事前にご相談をいただいていましたので、ハシゴをかけて

網戸を片方ずつレールに嵌め込みます。

ご主人に動作確認していただき、修復完了です。

2Fの各お部屋は特に問題なし。

建具もスムーズに動きます。

ベランダを確認していきます。

強風時は雨が吹き込みますが、目立つ塗装の劣化はありません。

しかし、手すりの笠木部分については再塗装をお願いしました。

また、前からウォッチはしていたこちらのベランダドア。

雨水の侵入により下部のフレーム材が腐食しています。

都城の建具屋さんにも見てもらったとのことでしたが、室内への水の侵入はないこともあって今のところそのままとなっていました。

念のためわたしの方で写真をとり、別途知り合いの建具屋さんに見てもらうことに。

こちらもなにか進展があればメンテナンス事例としてご紹介していければと思います。

その他気になるところはなく、ベランダからの眺望は相変わらず最高です。

最後に床下へ。

少々蜘蛛の巣がはっていましたので、チェックしていきます。

キッチン下。

奥が洗面台下、右手前が洗濯機下。

トイレの排水管。

前回仕掛けたゴキブリホイホイは1匹の収穫もありませんでした。

その他、蟻道や水漏れもないことを確認して、点検終了。

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